旭川電気軌道と『バスラマ・インターナショナル』等を刊行するぽると出版は2025年9月19・20日に旭川市の大雪クリスタルホールにて「バステクスペシャルin旭川<みんなのバスの日>」を開催した。
このイベントは旭川電気軌道100周年を記念するものであり、多数のバスが展示されたほか、ぽると出版が年2回開催している「バステクフォーラム」形式のバス関連企業のブースも展開され、市民・バスファン・業界関係者をはじめとする多くの来場者の交流の場となった。
展示車両の一例。手前の車両はNPOバス保存会の所有する元三重交通のいすゞキュービック。
旭川電気軌道は古レストア車両のMR430をはじめ、復刻塗装の2305号車、初期のエアロスターノンステップである1130号車、ラッシュ輸送用のエアロスターM764号車、元遠鉄バスである6018号車、最新鋭の東川町乗合バス7804号車と多様な車両を展示した。
NPOバス保存会は3台のボンネットバスも会場に駆け付けた。
この他、ふらのバス、札幌観光バス、士別軌道、網走バス(コンサドーレラッピングバス)、北海道北見バス(20日のみ参加)がバス展示に参加し、十勝バスはドライバー用冷房機器装備車である2511号車を展示した。
両日2回ずつレトロバスパレードが実施された。旭川電気軌道のMR430とNPOバス保存会の3台のボンネットバス、アジアスターの電気バスが縦列走行し、旭川の中心部を一周した。
レトロバスパレードのほか、オノエンジニアリング/アジアスターは電気バスの試乗体験会も実施、多くの来場者が北海道では珍しい電動乗合自動車を体験した。