概要
東札幌と定山渓を結ぶ「定山渓鉄道」として鉄道事業がメインの事業者でした。
1930年代から鉄道と並行してバスの運行も始まりましたが、1969年の鉄道廃止以降はバス事業がメインとなりました。1957年からは東京急行電鉄の系列会社となり、1973年には現在の社名である「じょうてつ」に変更されました。
沿線には鉄道空白地帯にある住宅地や複数の高校、そして札幌市の奥座敷と呼ばれる「定山渓温泉」をはじめとする温泉街などがあります。
定山渓方面への路線を管轄する川沿(かわぞえ)・2003年に札幌市交通局から委譲された藻岩(もいわ)の2営業所があり、南区民や観光客の重要な足となっています。
車両について
かつての自社発注車は、日野と日産ディーゼルが中心でした。
しかし1989年の新車をもって日産ディーゼルの導入がストップ、1989年から三菱ふそう、2000年からいすゞが採用されるようになりました。
2002年には道内事業者としてはかなり早い段階で西工96MCが導入され、2009年までは再び日産ディーゼルも採用されていました。
2000年頃からは移籍車も導入されるようになり、グループ会社である東急バスを中心に本州からの移籍車が積極的に導入されています。
・車両の仕様について
かつては豊羽鉱山、現在でも定山渓や豊平峡など山間部を走行することから、大半の車両は高出力車となっています。
また利用者の多いエリアのため、一部を除いて長尺車が採用されています。
1997年までは道内事業者としては珍しく前後扉車が採用されていましたが、2013年(元メーカーデモ車(札幌200か407)は2014年)に全車引退しています。
・路線車標準塗装
1990年から採用されている塗装で、東急バスの「マーキュリーカラー」をアレンジしたものです。
2000年から2003年まで札幌市交通局のバス路線が段階的に委譲された際は、札幌市交通局のアレンジ塗装や藻岩線(南55)専用塗装も登場しましたが、のちに路線車標準塗装に塗り替えられました。
ちなみに現行塗装に変わったばかりの頃に導入された三菱ふそう製の車両のみ、前面の赤帯が省略された車両が存在していました。
・路線車旧塗装
いわゆる「赤白カラー」で、1989年まで採用されていました。
2015年の創立100周年を記念して「復刻カラーラッピング」を纏った車両が登場しました。
川沿営業所に所属しており、現在も見ることができます。
・貸切車塗装
貸切車は東急バスの「マーキュリーカラー」が採用されています。
2010年代までは貸切事業が縮小されていたため台数も少なかったものの、近年では「かっぱライナー号」の新設によって乗合路線に充当される姿も見ることができます。
なお、「じょうてつプレミアム」仕様など、一部の貸切車は塗装が異なります。
営業所一覧
札幌市南区に営業所があります。
営業所一覧と主な運行エリアは以下の通りです。
営業所名 | 主な運行エリアなど |
川沿営業所 | 定山渓線・藻岩線・かっぱライナー号など |
藻岩営業所 | 札幌市内線(札幌市交通局委譲路線)※札幌市交通局委譲営業所 |