この記事では、新得町にある「サホロリゾート ベア・マウンテン」の園内で運行されている「ベアウォッチングバス」で活躍している車両を紹介する。
このバスはヒグマが生息している森の中を走行し、ヒグマを観察することができる。
ベアウォッチングバス 1号車
1号車(1991年式 日野ブルーリボン/U-HU3KPAA)
1991年1月にトマムリゾートの送迎バスとして導入された。
その後、サホロリゾートの送迎バスとして使用された。登録番号は「帯広200は106」であった。
2006年4月のベア・マウンテン開園時からはベアウォッチングバスで使用されている。
ベアウォッチングバスの中では唯一の高出力車である。
また、この車両のみバンパーの色が黒塗りのまま使用されている。
ベアウォッチングバス 2~4号車
2~4号車(1991年式 日野ブルーリボン/U-HU2MPAA)
1991年10月にトマムリゾートの送迎バスとして3台導入された。
その後、サホロリゾートの送迎バスとして使用された。登録番号は「帯広200は102~104」であった。
2006年4月のベア・マウンテン開園時からはベアウォッチングバスで使用されている。
この3台の特徴として、機械式AT「EEドライブ」を採用していることが挙げられる。
日野EEドライブは1980年代から1990年代にかけて設定されていたが、当時のバスはAT車が普及していなかったこともあり、導入した事業者が少なかった。
ベアウォッチングバスに転用される際、座席配置が変更され、ヒグマが近寄ってくるため鉄格子を設置するなどの改造が施された。
走行風景・園内の様子
園内は未舗装路で、ヒグマが暮らしている森の中を進んでいく。
ヒグマ生息エリアにはゲートが設置されている。
以下の画像は園内で暮らしているヒグマ。
ヒグマを至近距離で観察することができ、バスの前を横切る姿も見ることができる。
未舗装路を走行する貴重なバスに乗車し、ヒグマの観察へ。ベア・マウンテンへ訪れてみてはいかがでしょうか。
画像は2021年の訪問時、特別に許可を頂いて撮影したものです。
ご協力いただいたスタッフの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。










