札幌市では脱炭素社会を目指し、水素を使用した新しい公共交通システムを運行する準備が進められている。
その中で、水素燃料電池を搭載した連節バスの導入が計画されている。
札幌駅(新幹線東改札口)および苗穂駅から大通・すすきの地区を結ぶルートにて連節バスを使用する計画で、2030年度の運行を目指している。
2024年10月5日・6日の早朝、札幌市中心部において連節バスを使用した試験走行が実施された。
これまで札幌市内では連節バスの走行実績がなく、現在北海道内で連節バスを運行する事業者もないことから、福岡県の西日本鉄道所有の連節バスが使用された。
試験走行では、普段はFukuoka BRTで運用されている西日本鉄道那珂川自動車営業所所属の0104号車(Scania/Volgren)が充当された。
当日は、実際に運行が計画されているルートを走行し、右左折時の注意点や乗り心地を確認したとのことである。
なお、札幌市が導入予定の連節バスは国産車とのことである。
2025年度以降は冬道での試験走行なども予定されている。