北海道中央バスについて

概要

北海道最大の車両保有台数を誇る大手バス事業者です。
小樽市に本社を構えており、小樽市・札幌市近郊などの道央エリアで路線展開しています。

バス事業を行っているグループ会社には、ニセコバス、札幌第一観光バス、空知中央バスがあり、北海道中央バス本体が撤退したエリア(空知・後志エリア)の路線バスや貸切バスの運行を行っています。
また、北海道中央バスから運行管理を受託している営業所もあります。

車両について

かつては日野が在籍車両の半数近くを占めていましたが、現在はJ-BUS(日野・いすゞ)を中心に4メーカーの車両が在籍しています。

1990年代半ばまでは長尺車が大半でしたが、1996年以降は大型ショート車が積極的に導入されました。
2003年から2014年まで本州からの移籍車も導入されましたが、現在は新車導入のみとなっています。
なお、グループ会社については本州からの移籍車が継続して導入されています。

・路線車標準塗装
創立50周年の記念として1992年秋の新車から採用されている塗装です。
特別塗装を除き、路線車はすべてこの塗装を纏っています。
また、グループ各社に所属する車両もこの塗装を纏っています。

仁木町 撮影:OTB

・路線車旧塗装
グレイハウンドのデザイナーによって考案されたと言われている塗装で、1992年春の新車まで採用されました。
前面は「北」という文字をイメージした塗装で、「赤白車」と呼ばれていました。
旧塗装を纏った車両は、保存車を除くと、2010年秋に引退しています。

2010年1月 札幌市中央区 撮影:OTB

・高速車標準塗装
高速車の標準塗装です。
なお、比較的新しい貸切車でも採用されています。

2024年6月 札幌市豊平区 撮影:OTB

・貸切車標準塗装
かつて高速車や貸切車で採用されていた塗装です。
2025年現在は台数を減らしており、ニセコバスに在籍するのみとなっています。
貸切車は「ドリーム号」という愛称がつけられていました。

許可を得て撮影 撮影:OTB

営業所一覧

道央エリア(後志・石狩・空知エリア)に営業所があります。
営業所一覧と主な運行エリアは以下の通りです。

営業所名 主な運行エリアなど
真栄営業所 高速バス(おたる号など)・小樽市内線
おたもい営業所 小樽市内線
余市営業所 高速バス(よいち号など)・余市線・積丹線
岩内営業所 高速バス(いわない号)
平岡営業所 札幌市内線(主に清田区・豊平区)
西岡営業所 札幌市内線(主に豊平区・南区)
大曲営業所 札幌市内線(主に清田区・豊平区)・北広島市内線
白石営業所 札幌市内線(主に白石区・厚別区)※札幌市交通局委譲営業所
札幌東営業所 札幌市内線(主に東区)※札幌市交通局委譲営業所
札幌北営業所 高速バス(道内各地)・空港連絡バス・札幌市内線(主に北区)
新川営業所 札幌市内線(主に北区)※札幌市交通局委譲営業所
石狩営業所 札幌市内線(主に北区・石狩市)
月寒営業所 空港連絡バス・札幌市内線(月寒本線)
千歳営業所 千歳市内線・千歳線
江別営業所 札幌市内線(主に厚別区・江別市)
岩見沢営業所 高速バス(いわみざわ号など)・岩見沢市近郊路線
滝川営業所 高速バス(たきかわ号など)・滝川市近郊路線
旭川営業所 高速バス(あさひかわ号など)
ニセコバス本社営業所 ニセコ町近郊路線・スキーバス
ニセコバス小樽営業所 小樽線・貸切バス
ニセコバス岩内営業所 岩内町近郊路線・貸切バス
札幌第一観光バス本社営業所 貸切バス
空知中央バス岩見沢営業所 貸切バス
空知中央バス滝川営業所 深滝線・滝深線・貸切バス
空知中央バス深川営業所 深川市近郊路線

(北海道中央バスホームページ「事業所一覧」をもとに作成)