札幌200か319(じょうてつ川沿営業所 1998年式 日産ディーゼル+富士重工7E/KC-UA460KAM)
日産ディーゼルのサンプルカーとして1998年に製造された車両で、その後2000年にじょうてつへサンプルカラーのまま移籍した。
フルフラットタイプのノンステップバスで、AT車である。
じょうてつでは初のノンステップバスで、移籍当初は赤文字のLEDを搭載していたが、その後LEDが交換されている。また、2004年までにはじょうてつ標準塗装への塗装更新、2007年ごろにシートモケット交換も行われた。
なお、この車両が移籍した頃に南55系統が札幌市より譲渡された。その後、南55系統専属車も導入されたが、南55系統専用塗装としてこの車両が纏っていたサンプルカラーが採用され、2006年ごろまでその塗装を纏った車両が存在していた。
山道を走る路線ではノンステップバスは不向きあるため、この車両は都市部を走る南55系統を中心に運用された。
学生専用便や石山以南の運用に入ることも稀にあったが、詰め込みが効かない車両であったためほとんどが南55系統での運用であった。
車いす対応車が続々導入されるにつれ、燃費も悪いフルフラットノンステップ車であるために稼働率も減少傾向にあった。
2011年夏ダイヤでは定山渓線非公示便が南55系統の間合い運用で運行され、この車両も何度か8系統の運用にも入ったが、それ以降この車両が定山渓線運用に入ったことはないかと思われる。
2013年1月に引退し、機器類は札幌200か3388、LEDは札幌200か407に移設された。
ちなみに、日本バス協会公式ホームページにこの車両のサンプルカー時代の画像が掲載されている。